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ShopifyでLTV分析ができるアプリ紹介完全版!分析結果を活かす具体的な施策も紹介

LTVとは

LTVとはLife Time Value の略で、日本語に訳すと「顧客生涯価値」という意味です。

顧客生涯価値とは「1人のお客様が生涯で支払ってくれる利益の合計」のことを言います。
もっと簡単に言うと「1人のお客様がどれだけリピートをして自社商品を購入しているのか」となります。

定期便(サブスクリプション)などの継続が重要となるビジネスモデルで重要視されている指標の一つです。

LTVの計算方法は多種類あり、ビジネスモデルによって使い分けますが一般的に以下の式で算出されます。

LTV=平均顧客単価×収益率×購買頻度×継続期間

LTVは、「平均顧客単価」「収益率」「購買頻度」「継続期間」で構成されており、各要素を改善することでLTVが高まります。

そこで、今回はLTV向上のためにマーケティング分析ができるShopifyアプリ&ツールを3つご紹介します。

 

ShopifyでLTV分析する方法3選

①Shopifyレポートのコホート分析

Shopifyアプリを入れなくても、Shopifyのストア分析にある「コホート分析」を活用すればLTV分析が可能です。

Shopifyの顧客コホート分析とは、ユーザーを属性や条件でグループに分け、ユーザーの動向を知るための分析方法です。


Shopifyのストア管理画面>「ストア分析」>「レポート」>「お客様のコホート分析」から分析レポートを確認することができます。検索をすると早いです。

「ストア分析」から直接確認することも可能です。ストアによって表示順番が異なりますので、右側の「カスタマイズ」ボタンから並び替えを行うことを推奨します。

どのようなお客様が何回リピートしているかなどの継続率を特定し「いつマーケティングやリターゲティングをすれば良いか」を判断するための情報を得ることができるShopifyのストア分析にあるコホート分析は、ロイヤルカスタマーベースの構築に活用できます。

>>Shopifyコホート分析の詳細はこちら

 

②Lifetimely LTV & Profit by AMP

Shopifyアプリ「Lifetimely LTV & Profit by AMP」は利益を計算、顧客のLTVを予測しマーケティング分析ができるアプリです。

>>インストールページはこちら

今回は以下3つに分けて説明します。

  1. Cost&expenses(原価&送料の設定)
  2. Cohorts(LTV分析)
  3. Product journey(製品の行程)

1:Cost&expenses(原価&送料の設定)

「Cost&expenses」では、各商品の原価、送料の確認ができます。

左側のメニューから、「Cost&expenses」>「Product costs(商品原価)」を選択します。

内容を編集する場合は、各商品の編集マークより変更が可能となります。

・商品ごとの原価を変更することも可能です

・商品ごとの送料を入力することも可能です。

・商品を一括で登録することも可能です。「Import CSV」ボタンよりお試しください。

2:Cohorts(LTV分析)

ストアを拡大するには、顧客の獲得にどれだけの費用を費やすことができるか、バランスをとることが必要となります。

コホート分析を使用することで、新規顧客が時間の経過とともに、どれだけの収益を生み出すかを理解することができます。

Cohorts(LTV分析)は「Lifetime value」>「Cohorts」メニューより確認できます。

ストアの全てのSKUではなく、特定のSKUのLTVを確認したい場合は、右上の「Filters」を使うことでSKU別の絞り込みが可能となります。

「Filters」内で条件を絞った後、「Save cohort」で絞り込みグループを保存可能となります。

・Lifetime value report内の上のメニューからMetrics>「Accumulated sales per customer」は売上LTVの推移を確認することができます。

・Lifetime value report内の上のメニューからMetrics>「Accumulated gross margin per customer」は利益LTV(売上-原価/送料)の推移が確認できます。

3:Product journey(製品の行程)

Product journeyはリピート顧客が最初の注文から◯回目の注文まで最も頻繁な経路を強調表示することで、一般的な購買行動を視覚化するのに役立ちます。

「Customer behavior」>「Product journey」では、F1からF2、F3でどの商品が購入されているのか、別のSKUへ切り替える場合、お客様はいろいろな商品を試しているかどうか確認することができます。

ここでF1からF2、F3でどの商品が購入されているのかという部分について補足します。
ECサイトでお客様が2回目の商品購入を購入することを「F2転換」といいます。

“F2転換率 = 2回目の購入者 ÷ 初回購入者”で算出することができます。

例えば、ShopifyでECサイトを立ち上げ、サブスクリプション販売を開始したとします。
初回購入者数が200人、2回目も購入してくれた人が60人だったとします。

この場合の計算式は「60 ÷ 200 = 0.3」となるので、F2転換率は30%となります。

ECの販売は、広告を活用して新規顧客の獲得施策を実施している方も多いと思います。
広告はキャンペーンや割引を設けることもあるので、F1(初回購入)だけでは赤字傾向にあるECストアも多いはず。

ECで継続して投資回収をしていくためにF2、F3転換率は重要な指標となるのです。

また、期間や製品タイプ、バリエーション、SKUごとのグラフを表示することも可能となります。

表示方法については、グラフ、リストの2パターンございますのでお好みの方法でご確認ください。

LTVや継続率の向上のため、「Lifetimely LTV & Profit by AMP」を活用して、顧客のLTVを事前に予測しマーケティング分析をしていきましょう。

 

③Mikawaya CDP

「Mikawaya CDP」はShopifyアプリ「Mikawaya」が提供している集客チャネル別LTV分析機能です。

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点在する顧客データを集計し、集客チャネル別のLTV分析、顧客セグメント、顧客の注文ログ機能など、多様化するカスタマージャーニーを分析する事が可能になり、幅広いCRM施策、カスタマー対応が実行可能になります。

サブスクリプションの注文データに限らず、単品都度注文も含めたストア内の全ての注文データを集計する事ができます。

 

今回は以下4に分けて説明します。

  1. 顧客セグメント作成
  2. 集客チャネル別のLTV分析
  3. CRM連携
  4. 顧客別の購買ログ

 

1:顧客セグメント作成

ストア内に点在する顧客のデータを統合した上で、条件を自由に組み合わせたセグメントリストの作成が可能です。
サブスクリプションの注文データに限らず、ストア内のあらゆる条件のデータを統合する事ができます。

セグメント例)
・初回購入時に商品Aを○月に購入した人数を算出
・流入元経路1から商品Aを○月に購入した人のLTVを算出
・初回に商品A、2回目に商品Bを購入した人のF2転換率を算出
・商品購入回数が1回、最終購入日が30日以上前の人を算出
・初回に商品A、2回目以降に定期商品Bを購入した人の定期便引き上げ率を算出
・最終購入日が○月○日の人を算出

 

2:集客チャネル別のLTV分析

セグメントしたリスト別のLTVデータ算出もボタン1つで可能です。作成したデータはCSVでエクスポートもできます。
どの集客導線、どの商品経由の注文のLTVが一番高いかを分析して最適なプロモーション予算を投下しましょう。

3:CRM連携

作成したセグメントに対して一括でタグ付与を行う事で、メルマガツール、公式LINEへの連携も可能です。
例えば、特定の顧客タグが付与された人にのみメルマガやLINEを送るといったセグメント配信が可能です。


メールマーケティングですと「Klaviyo」と組み合わせることでタグを活用した配信ができます。

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4:顧客別の購買ログ

顧客ごとの過去の決済ログデータを確認する事ができます。

どの集客経路を経由したCVなのか、累計購入金額、定期便継続回数など、マーケティングに必要な情報を網羅的に収集しています。

サブスクリプションでは、いつお客様がマイページで解約、停止、スキップ、商品などの変更を行なったのかを履歴で追う事ができませんでしたが、サブスクリプションの過去ログを保有しているMikawayaではサブスクの決済、変更ログも管理画面上で確認する事ができます。

>>詳細はこちら
>>プレスリリースはこちら

 

 

LTV計算方法

Shopifyアプリの分析レポートだけでは正しい数字がとれているか不安な場合は、ご自身でShopifyの顧客管理からデータをエクスポートし計算することができます。

【手順】
①Shopify>顧客管理>絞り込み を選択

②「商品が選択されました」を選択

③「商品名」でLTV計測したい商品SKUを選択

④月別にLTVの計測期間を「開始」「終了」で選択

⑤絞り込みをしたら右下の「適用」を押し、データが出力されたら「エクスポート」ボタンを選択

⑥エクスポートしたデータから購入金額、購入回数等を抜き出し、エクセルやスプレッドシート等でLTV計算式を用いて集計

また、LTVと関連した指標としてCAC(Customer Acquisition Cost)という指標があります。CACは日本語に訳すと「顧客獲得単価」という意味で「1人のお客さまに購入してもらうのに必要なコスト」を言います。

CACは、以下の式で算出されます。

CAC=「新規顧客獲得にかかった全てのコスト÷新規顧客獲得数」

「新規顧客獲得にかかった全てのコスト」は、広告費だけではなくサービス運営にかかる人件費、施策コスト等全てのコストを表します。

LTV>CACの場合はビジネスとして成立しますが、LTV<CACの場合は赤字のためビジネスとして成立しません。
LTV>CACの状態をつくるには現状を把握、分析しCACを抑えLTVを高める施策が必要となります。

今回ご紹介したアプリでの分析だけではなく、顧客管理からストアのデータをエクスポートし、ご自身が分析したい内容を集計して現状を把握し、今後、LTV向上の施策を考えることもストア運営ではとても大切です。

まとめ 

本記事では、LTVの定義やその計算方法、LTV向上のための施策に活用できるShopifyのアプリ&ツールを4選紹介しました。

EC販売でLTV(Life Time Value)を拡大させるのに効果的なのは、「年間の平均購入頻度や価格を増やすこと」です。

単発的な売上だけではなく、長期的に見てお客様に愛されるサービスにすることがLTV向上に繋がります。

是非今回紹介した以下のShopifyのアプリ&ツールを活用してみてください。

  1. Shopifyレポートのコホート分析
  2. Lifetimely LTV & Profit by AMP
  3. Mikawaya CDP

弊社は、3番で紹介した「Mikawaya CDP」を提供しております。

■「Mikawaya」の特長
・顧客データや購買履歴を統合し、セグメンテーションやターゲティングに活用することで、企業のマーケティング施策の効果を最大化できる機能が充実
・Shopify×リピート通販をグロースさせる機能(フォーム一体型、セグメント別LTV分析、CRM連携、定期便機能)や、集客ノウハウが豊富

「Mikawaya CDP」の機能について詳細を知りたい方、データ活用にお困りの方はこちらページからぜひお気軽にご相談ください。
その他アプリに関する無料の相談会も承っております。

 

Shopifyで構築したストアにMikawaya Suscrptionを導入すれば、カンタンに定期販売が開始できます。

>>アプリインストールはこちら

さらにMikawayaではランディングページ上で購入を完結させるLPフォーム一体型機能もオプション搭載しています。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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