「サブスクリプション」は現在多種多様なサービスで活用されています。
世間一般には「定額でサービスを受けられるもの」といった意味合いが強いように感じます。
さてそのサブスク、物販では定期的に料金を払い、商品を受け取る「定期購入」であることが多いのではないでしょうか。
そんな定期購入をshopifyではじめるにはどうすればいいか?
一つの手段がサブスク向けのShopifyアプリを使うこと。
※Shopifyの標準の機能だけではできないのでアプリが必要になってきます。
今回はShopifyのそんなサブスクアプリの代表的なものを比較してご紹介してきます。
この記事が少しでもあなたのアプリ選びのお役に立てたら幸いです。
Shopify有名サブスクアプリの紹介
今回紹介するアプリは下記の7つです。
今回紹介するアプリ
- Mikawaya
- Bold Subscription
- ReCharge
- paywhirl
- 定期購買
- seal subscrtiption
- native subscription
まずは一つずつ簡単に概要を紹介していきます。
Mikawaya Subscription
Mikawaya Subscriptionは日本製のサブスクアプリ。
日本語への対応はもちろん、
- 2段階の割引設定機能
- 頒布会、同梱物や特典などのCRM施策にも対応
- 継続回数別のステップメール構築機能
- 商品変更や金額変更、お届け間隔など変更機能も充実
- 外部LPへの定期購入ボタン設置機能(サブスクグループ設定でコード発行可能)
などなどに対応しています。
※Mikawayaの詳細が知りたい方は下記記事を参照してください。
-
参考【Shopify】定期購入アプリMikawayaとは?→ショッピファイでサブスク販売が可能に!
「Shopifyのサブスクアプリどれにしよう?」 という方、少しお時間を作ってこの記事をぜひ読んでみてください。 Shopify(ショッピファイ)でサブスクをやるには専用のサブスクアプリが必要。 そし ...
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Bold Subscription
Bold Subscriptionは最も人気があるサブスクアプリの一つです。
とても多機能で人気なのが納得できる仕様になってると感じます。
その機能は例えば下記のもの。
- 発送時期の詳細な設定
- 多種多様な自動返信メールの設定
- クレジットカードの決済失敗の時の分岐対応
- お客様がマイページで設定できる内容の設定
※Bold Subscriptionの詳細が知りたい方は下記記事を参照してください。
-
参考Shopify定期購入Bold Subscription(v2)の導入方法と使い方。【サブスクリプションアプリ】
Shopifyで定期購入を設定したい。 と、なったときに必要になってくるのがサブスクリプション用のアプリケーションです。 そんなShopifyのサブスク用アプリには下記のような有名なものがあります。 ...
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ReCharge
ReChargeはBold Subscriptionと人気を二分するサブスクアプリ。
他のサブスクアプリと大きく異なるのは、連携できる外部アプリの豊富さにあるのではないでしょうか。
2021年6月時点で連携できるアプリは以下のもの。
- AutoMate - SKU Swapping
- Gorgias
- Klaviyo
- LoyaltyLion
- MailChimp
- Re:amaze
- ReCharge Bulk Actions
- ReCharge SMS
- ReCharge Workflows
- SendgridTradeGecko
- Zapier
これらのアプリと連携してお客様へ柔軟なアプローチができることが魅了の一つだと感じています。
※ReChargeの詳細が知りたい方は下記記事を参照してください。
-
参考Shopify定期購入アプリrechargeの使い方。日本語で解説!
shopifyにはいくつか定期購入ができるようになるアプリがあります。 その中で有名なものの一つが今回ご紹介するReCharge。 さまざまなShopifyアプリと連携ができる 割引率の設定ができる ...
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paywhirl
paywhirlは展開するショップの規模によっては料金設定が魅力的なアプリだと感じます。
paywhirlは月額が249$のプランを選ぶと販売手数料が0.5%。
サブスクリプショングループや販売数に制限がない状態でこの手数料は、規模にもよりますが今回紹介するアプリの中で一番お得になるのではないでしょうか。
(この辺りの詳しくは後述します。)
※PAYWHIRLの詳細が知りたい方は下記記事を参照してください。
-
参考【PayWhirl】Shopifyの定期購入アプリの設定方法と使い方。
Shopifyでサブスクリプションを始めたい。 そう思って調べてみると、様々なアプリケーションが出てくると思います。 今回ご紹介するのはpaywhirlというサブスクアプリ。 この記事ではPayWhi ...
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定期購買
定期購買も日本製のサブスクアプリ。
設定画面など日本語に対応しているそうです。
商品ごとにプランが設定でき、割引、購入回数の制限などの機能も搭載しており日本人向けに展開しているショップにぴったりなアプリだと感じます。
seal subscrtiption
seal subscriptionは月額料金、販売手数料ともに0円から始められるサブスクアプリです。
もちろん無料で使用する場合はサブスクで販売できる個数が100個であることなど制限があります。
月額基本使用料を払えば最大販売個数は上がりますが、現時点では50000個までのようです。
ですが販売手数料は取られないとのこと。
これは場合によってはとてもメリットになる条件ではないでしょうか。
native subscription
こちらもseal subscriptionと同様に販売手数料が0円のアプリです。
ですが月額が無料のプランはなく$9からで、最大販売販売は100個からです。
$24を毎月払うプランにすれば販売個数に制限はなくなりますが、定期購入に設定できる商品の数などに制限がかかります。
初期設定でも手動でコードを書く必要があったりすることもあり、すこしハードルが高いアプリかもしれません。
Shopify定期便アプリの比較表
さてこの7個の特徴を見てみて、
と、思われたかもしれません。
今回はこれらを下記の内容で比較してみました。
- 料金に関して
- サブスクリプショングループに関して
- 言語、割引等に関して
まずは料金に関して比較をしていきます。
shopify定期購入アプリ料金比較表
下の表は今回ご紹介するShoify向けアプリの月額料金の比較表です。
$0〜$300までさまざまな値段帯のものがあります。
※Mikawayaでは2023/2/1〜フリープランが導入されました。詳細はこちら
※定期購買のfreeプランはテストモードのみで使用可能です。なので実質月額$49.99からです。
これに加え、大半のアプリでは取引に対して手数料が発生します。
月額料金 | ||||
Mikawaya | light | standard | - | - |
$12 | $49 | - | - | |
Bold Subscription | CORE | - | - | - |
$49.99 | - | - | - | |
ReCharge | STANDARD | PRO | - | - |
$60 | $300 | - | - | |
paywhirl | STARTER | PRO | PLUS | ULTIMATE |
$0 | $9 | $49 | $249 | |
定期購買 | free | standard | - | - |
$0 | $49 | - | - | |
seal subscrtiption | FREE | TIER 1 | TIER 2 | TIER 3 |
$0 | $17.99 | $29.99 | $59.99 | |
native subscription | STARTER | BUSINESS | ENTERPRISE | - |
$9 | $24 | $49 | - |
下の表は取引にかかる手数料の比較票です。
こちらは0%から3%の幅で設定されています。
月額使用料と取引手数料だけをみるとseal subscriptionやnative subscriptionが格安で良さそうに見えるかもしれません。
が、そこにはもちろん理由があります。
次はサブスクリプショングループの設定周りを比較してみます。
販売手数料 | ||||
Mikawaya | light | standard | - | - |
3% | 1% | - | - | |
Bold Subscription | CORE | - | - | - |
1% | - | - | - | |
ReCharge | STANDARD | PRO | - | - |
1% | 1% | - | - | |
paywhirl | STARTER | PRO | PLUS | ULTIMATE |
3% | 2% | 1% | 0.5% | |
定期購買 | free | standard | - | - |
- | 1% | - | - | |
seal subscrtiption | FREE | TIER 1 | TIER 2 | TIER 3 |
0% | 0% | 0% | 0% | |
native subscription | STARTER | BUSINESS | ENTERPRISE | - |
0% | 0% | 0% | - |
サブスクリプショングループの設定比較
下の表はサブスクリプションができる商品の登録数を比較したものです。
今回ご紹介する大半のものは無制限なのですが、native subscriptionのSTARTERは1商品までしか登録ができません。
サブスク商品登録数 | ||||
Mikawaya | light | standard | - | - |
無制限 | 無制限 | - | - | |
Bold Subscription | CORE | - | - | - |
無制限 | - | - | - | |
ReCharge | STANDARD | PRO | - | - |
無制限 | 無制限 | - | - | |
paywhirl | STARTER | PRO | PLUS | ULTIMATE |
無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
定期購買 | basic | pro | - | - |
無制限 | 無制限 | - | - | |
seal subscrtiption | FREE | TIER 1 | TIER 2 | TIER 3 |
無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
native subscription | STARTER | BUSINESS | ENTERPRISE | - |
1商品まで | 無制限 | 無制限 | - |
さらにnative subscriptionは1商品に対して展開できる定期購入の設定にも制限があります。
下記はサブスクグループの設定上限を比較したものです。
こちらもnative subscription以外のアプリは無制限です。
が、native subscriptionはプランによって制限がかかります。
サブスクグループ設定上限 | ||||
Mikawaya | light | standard | - | - |
無制限 | 無制限 | - | - | |
Bold Subscription | CORE | - | - | - |
無制限 | - | - | - | |
ReCharge | STANDARD | PRO | - | - |
無制限 | 無制限 | - | - | |
paywhirl | STARTER | PRO | PLUS | ULTIMATE |
無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
定期購買 | basic | pro | - | - |
無制限 | 無制限 | - | - | |
seal subscrtiption | FREE | TIER 1 | TIER 2 | TIER 3 |
無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
native subscription | STARTER | BUSINESS | ENTERPRISE | - |
1設定まで | 3設定まで | 無制限 | - |
ここまでの話ですと、
「native subscriptionやseal subscriptionを用いて、1商品で1ワンパターンだけの定期購入しか設定する」
そんな使い方なら値段も安くて良さそうに思えるかもしれません。
ですが要注意。
この2つのアプリ、サブスクで注文を受けられる上限数が設定されています。
それをまとめたのが下記の表です。
大量に受注を受ける可能性があるショップの場合は考慮して選んだ方がいいかもしれません。
サブスク注文数上限 | ||||
Mikawaya | light | standard | - | - |
無制限 | 無制限 | - | - | |
Bold Subscription | CORE | - | - | - |
無制限 | - | - | - | |
ReCharge | STANDARD | PRO | - | - |
無制限 | 無制限 | - | - | |
paywhirl | STARTER | PRO | PLUS | ULTIMATE |
無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
定期購買 | basic | pro | - | - |
無制限 | 無制限 | - | - | |
seal subscrtiption | FREE | TIER 1 | TIER 2 | TIER 3 |
100件まで | 1000件まで | 10000件まで | 50000件まで | |
native subscription | STARTER | BUSINESS | ENTERPRISE | - |
100件まで | 無制限 | 無制限 | - |
shopify定期購入アプリ日本語対応、初回割引等の比較表
下記の表は
- 無料期間
- 日本語対応
- 自動でのテーマへのインストールへの対応
- 割引設定
- メールの設定
に関しての各アプリを比較したものです。
MIkawaya | Bold | ReCharge | paywhirl | |
無料期間 | なし | 60日間 | 60日間 | 14日間 |
日本語対応 | ○ | × | × | × |
自動インストール | ○ | ○ | ○ | ○ |
割引設定 | ◎ | ○ | ○ | ○ |
メール設定 | ○ | ○ | ○ | ○ |
定期購買 | seal | native | - | |
無料期間 | なし | なし | 30日間 | - |
日本語対応 | ○ | × | × | - |
自動インストール | △ | ○ | × | - |
割引設定 | ○ | ○ | - | - |
メール設定 | × | - | ○ | - |
無料期間を比較
今回ご紹介する中で無料期間が最も長いものは60日に設定されている、Bold SubscriptionとReChargeです。
双方とも無料期間でも全ての機能が試せる仕様のはずですので導入を迷われている方には嬉しい仕様なのではないでしょうか。
逆にMikawaya、定期購買、Sealは無料期間がなしになっています。
ですがMikawayaに関してはフリープラン(月額0$決済手数料0%)を用意しているため、販売開始前の準備をゆっくり行うことができます。また、販売開始後注文が発生しだしてもライトプラン(月額12$決済手数料3%)なので一定数まで達しない限りは他のアプリよりも安価でサブスクが開始できます。
Mikawayaはお得にサブスクを始められるアプリではないでしょうか。
日本語対応を比較
この中で完璧に日本語に対応しているアプリはMikawayaと定期購買だけです。
Shopifyを運用していく上で言語の壁はとても厚いです。
お客様に表示される部分が英語になっていて修正ができなかったりすれば、かなりのデメリットになるのではないでしょうか。
なので日本人でよほどShopifyに精通している方でない限りは、日本語に対応しているアプリがお勧めできると考えています。
テーマへのインストールを比較
Shopifyの定期購入のアプリは使用をする前に初期設定が必要です。
その初期設定の中で共通するものがLiquidへのコードのインストール。
native subscriptionは自動のインストールが用意されておらず、手動で対応する必要があります。
また、定期購買は自動インストールに対応してはいるのですが、マイページに関しては手動で対応する仕様になっています。
割引設定を比較
近年の日本での定期通販は「初回で大きな割引、2回目以降は少し割引する」。
そんなやり方がポピュラーになっているのではないでしょうか。
今回ご紹介するアプリの大半は割引が設定できます。
この中で特徴的なのがMikawaya。
現時点(2021年6月時点)では唯一2段階での割引が可能で、初回20%、二回目10%などの幅広いオファー設計ができます。
メール設定を比較
メールの設定もアプリごとに違いがあります。
ReChargeやMikawayaはKlaviyoと連携をして、メールでの顧客へのアプローがしやすくなっています。
結局どのShopifyサブスクアプリがいいのか?
ここまでShopify向けの定期購入アプリを比較してきましたが、あなたにぴったりのものは見つかりましたでしょうか。
まだよく分からなくて、どれもピンとこない…。
と、いう方はこちらから是非Mikawayaにお問い合わせください。
最適なご提案をさせていただきます!
※Shopifyでショップにログインしている状態であれば、Mikawayaをこちらから直接ダウンロードできます。→https://apps.shopify.com/mikawaya?locale=ja
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。