今回はShopifyでポイントアプリを活用して会員ランク制度を作る方法と、定期会員(サブスク会員)限定の割引制度を構築する方法をご紹介いたします。
ポイントアプリを活用することで、商品購入時にポイントがどんどん貯まっていき次回の商品購入時にそのポイントを利用することが出来ます。
通常購入で貯まったポイントを次回使いたい場合は、ポイントアプリ上などでクーポンに引き換えてShopifyチェックアウト部分でクーポンを入力することなどが可能です。
しかし、貯まったポイントを定期便商品(サブスク商品)で使いたい場合は2回目以降Shopifyチェックアウト部分に遷移せず毎月自動で引き落としが発生してしまうため基本的にポイントを使うことが出来ません。
そこで今回は定期便商品(サブスク商品)でポイントを利用する方法をオススメのShopifyポイントアプリと合わせてご紹介いたします。
これから紹介するポイントアプリを活用することで現状の課題や悩みを解決できる可能性があるので、是非最後までご覧くださいませ。
Shopifyポイントアプリ4選
商品を購入していただいたお客様にポイントを付与したい場合、専用のShopifyアプリを導入する必要があります。4つのアプリのポイントの獲得方法と獲得したポイントの利用方法をまとめてみました。
どこポイ
https://apps.shopify.com/dokopoi?locale=ja
【ポイントの獲得方法】
・お客様が商品購入を行った後に付与される
【特徴】
・1円単位でのポイント付与ができる(アプリ>基本設定)
・ポイント有効期限や付与までの日数設定も可能(アプリ>基本設定)
・ お客様単位でのポイント付与率変更可能
【獲得したポイントの利用方法】
・Shopifyのカート部分でポイントをお客様が指定して利用する流れ
【料金】
・合計4種類(ライト/ベーシック/プロ/エンタープライズ)
Poing Pong:ポインポン
https://apps.shopify.com/poing-pong
【ポイントの獲得方法】
・商品購入後、Shopify注文管理のフルフィルメント状況が「発送済み」になったら付与される
【特徴】
・商品購入金額に対して一定のポイント(1%,2%,3%,5%,10%)を付与することが可能
・商品レビュー機能があり、レビューを投稿いただいたお客様に対してポイントを付与することも可能
・ポイントや発行したクーポンには有効期限はなし
【獲得したポイントの利用方法】
・お客様自身でクーポンコードを発行して、Shopifyチェックアウト画面で入力して利用する仕組み
【料金】
・1種類(ベーシックプラン)
Loyalty, Rewards and Referrals
https://apps.shopify.com/loyaltylion?locale=ja
【ポイントの獲得方法】
・商品を購入する
・アカウント登録する
・ウェブサイトを訪れる
・SNS連携(フォロー・いいね)
・誕生日を迎えたお客様へのポイント付与など様々な設定が可能
(※アプリ側での初期設定)
【特徴】
・商品購入だけではなく、様々なポイント獲得方法あり
・リワードとして金額割引クーポンが設定できる項目が豊富(送料無料、%割引、特定商品の無料提供、特定コレクションの割引等)
【獲得したポイントの利用方法】
ポイントをお客様自身でクーポン(リワード)に変えてチェックアウト画面で使用
【料金】
・合計4種類(FREE/SMALL BUSINCSS/CLASSIC/ADVANCED)
EasyPoints
https://apps.shopify.com/easy-points?locale=ja
【ポイントの獲得方法】
・商品購入後、Shopify側で注文のフルフィルメント状況が「配送済み」に更新されるタイミング
【特徴】
・1人1人手動でポイントを追加/削除も可能
・キャンペーン期間中のポイント付与スケジュール管理なども可能
【獲得したポイントの利用方法】
お客様はチェックアウト画面でポイントを選択して利用可能(※クーポンコードの入力なし)
【料金】
・合計4種類(ベーシック/プロ/エンタープライズ/アンリミテッド)
「Loyalty, Rewards and Referrals」のみ日本語未対応で、それ以外の3つ「どこポイ」「Poing Pong:ポインポン」「EasyPoints」は日本語に対応しています。
定期便(サブスク)で2回目以降にポイントを利用するために
基本的にはどのポイントアプリもShopifyカートやチェックアウト部分でポイントを利用する形式のため、2回目以降の定期会員(サブスク会員)の場合は貯まったポイントをご利用いただけない形となっております。
アプリによっては手動で貯まっているポイントを手動で削除することができるものもありますが、手動での対応が多くなり複雑になってしまいますので、今回は「単品商品に使える割引方法」をご紹介いたします。
単品商品に使う割引方法
先程お伝えした通りポイントアプリで付与されたポイントは、基本的に定期便(サブスク)2回目以降はご利用いただけません。
しかしShopifyでは、定期便(サブスク)を購入しているお客様で単品商品を購入されるケースも少なくありません。
ポイントアプリを上手く活用することで単品商品との合わせ買いを訴求して1顧客あたりのLTVを上げることも可能です。また、定期便(サブスク)を継続するメリットを謳うことができるため継続率アップにも繋げることができます。
例えば下記のようなことが可能です。
①500ポイント貯まったら通常購入の送料無料
②1000ポイント貯まったら単品商品で使える1000円OFFクーポンを配布
今まで定期会員(サブスク会員)としてご利用いただいているお客様のため、商品に興味を持っていただいているのは確かです。
そこで毎回ご利用いただいているお客様に対してポイントを付与し「◯◯ポイント貯まったら☆☆特典があります」や「◯◯ポイント貯まると通常購入から●%OFFとなります」などのアナウンスやメルマガ施策も打つことが可能です。
継続することでどのようなメリットや特典があるのかを事前に提示することが大切となります。長期に渡ってご利用いただいているお客様は「VIP会員」といった会員ランクを構築することも可能です。
長くご利用いただいているお客様に対してポイントを付与することで
・メルマガ施策を経由してお客様とコミュニケーションが取れる
是非ご活用いただけますと幸いです。
まとめ
今回はShopifyポイントアプリ4選と、アプリを活用した会員ランク制度の方法をご紹介いたしました。
定期便(サブスク)の回数ごとの割引制度は、一度初期の段階で設定したら後々変更は難しい上に、下手をすると継続率は伸びても、利益率は割引設定した分減少してしまう恐れもあります。
回数ごとの割引制度とは…初回〜3回目まで30%OFF、4回目以降10%OFFといった回数ごとに割引率が異なる制度のこと
利益率を減らしながら定期顧客を継続させるよりも、どちらかといえばLTVを上げながら継続率アップを狙えるストア設計を目指していくのが理想的だと我々は考えています。
また、明確な継続率の算出ができていない段階で回数ごとの割引制度を設計するのは大変危険です。
継続率アップに関しては割引施策以外にも方法がある為、一通りの打ち手を行った上でネックとなる箇所が見つかった段階で継続特典を設けてあげる方法を推奨いたします。
例:定期便3回目で継続率が下がっている場合、3回目でプレゼント商品を同梱する等
最後に
Mikawaya Subscriptionではお客様マイページで定期便(サブスク)2回目以降にクーポンコードを使用できる機能を開発中です。
ここで紹介したポイントアプリ(クーポンと交換できるもの)を組み合わせれば、特定の商品のみでポイントを適用させることも可能となります。また特定の商品のみクーポンが使用できるようにすることも可能です。
まずはMikawaya Subscriptionで定期便(サブスク)を初めてみて、継続率を算出していきましょう。その上で離脱の原因を洗い出し、割引以外での改善の打ち手がなければ会員ランク割引を導入してみるという形を推奨いたします。
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最後までお読みいただきありがとうございました。