【サブスクリプション】Shopify定期購入アプリ日本語対応の3個を比較!Mikawaya、定期購買、Nocode Subscriptionおすすめは?

Shopifyでサブスクリプションを始めるにはどうすればいいか?

は大きく2つの手段があります。

  •  ShopifyサブスクリプションAPIを利用すること。
  •  サブスクリプション用のアプリを使うこと。

この記事ではまずは簡単に二つの違いをご紹介。

そして日本製のShopifyサブスクアプリを3つ比較。

さらには導入事例もご紹介できればと思います。

ぜひ最後まで一読いただければと思います。

 

【CM】Mikawayaの機能紹介!

Shopify APIとは?これでサブスクができる?

Shopify APIのAPIとは、(A)アプリケーションを(P)プログラムするための(I)インターフェイス。

この略でAPIです。

そのAPIの中でShopifyサブスクリプションAPIというものが、サブスクリプションを組むために使用するものです。

ものすごく簡単にざっくり、細かな間違えを気にせずにいうのなら

  • これを使うと簡単にサブスクの仕組みが作れるよ
  • ネットに置いとくから、まあ使ってくれよ。

というものです。

そしてこのAPIを使うのには

  • 使用できる条件を満たしているか確認
  • APIへのアクセスをリクエスト
  • そんな作業を多数こなしていく。しかも基本的に英語。

といった感じになります。

結論から言うとよっぽど勉強して自分でやるか、専門の方にお願いしないと厳しい。

といったことが言えると思います。

えっ…、それはちょっと…

と言う方、もう一方のやり方をやりましょう。

そう、Shopifyのサブスクアプリです。

 

Shopifyの定期購入はアプリ。日本製のものってどうなの?

Shopifyのサブスクアプリ、ひと昔前は英語のものしかありませんでした。

しかし今は日本語のものも段々と増えてきています。

今回はそんな日本語対応のサブスク向けのShopifyアプリ、

  • Mikawaya Subscription
  • 定期購買
  • Nocode  Subscription

この3つを比較してみました。

日本製のサブスクアプリ導入を検討されている方はぜひチェックしてみてください。

※この記事でご紹介する各アプリの機能は2021年6月時点でのものです。

 

 

他アプリからの移行機能を比較

すでに海外サブスクアプリを使っていて英語に苦戦してる。

そんなマーチャントにとって、日本語アプリに移行できるのことは大きなメリットです。

2021年11月の時点ではMIkawaya、定期購買は他アプリからの移行に対応。

Nocodeは非対応となっています。

 Mikawaya 定期購買Nocode
対応状況×

 

料金を比較

次にアプリ仕様にかかる費用の話からしていきます。

下記は今回ご紹介するアプリでの使用料を比較した表です。

 Mikawaya定期購買Nocode
プランlightstandardFreeStandardFreeStandard
月額$12$49$49$0$29
手数料3%1%1%$0$0
注文上限無制限無制限無制限無制限20件無制限

基本的にサブスクのアプリでは

  • 月額費用
  • 手数料(売り上げに対して発生する費用)

の2種類があります。

今回ご紹介するものではこの辺りどうなっているのか。

それぞれ解説していきます。

Mikawaya

Mikawaya Subscriptionのライトプランは月額12$で使用できます。ライトプランでは手数料が3%かかります。

もちろんテストショップの場合フリープラン(月額0$)も用意しています。

小規模なストアではこのMikawayaのライトプランが一番コスパ良いケースもあるかと思います。

その他、プロプランも用意されています。

 

Nocode

Nocode  Subscriptionはどのプランでも手数料が0円なのが特徴です。

ただ注意しないといけないのはFreeでの注文上限数です。

月額費用も手数料もかかりませんが、サブスク注文数の上限が20件まで。

おそらくすぐに上限に達してしまうのではないでしょうか。

なので月額$29のスタンダードプランを選ぶのが現実的ではないでしょうか。

販売に対して手数料がかからないのはとても大きなメリット。

「使用料を1円でも安くしたい」といった方にはNocodeがぴったりなのではないでしょうか。

 

定期購買

定期購買は無料で使えるプランはありません。

料金プランのFreeは0円と表示されていますが要注意。

これはテストショップでしか使えません。

実際のショップで使えるのは月額$49、手数料1%のStandardのみです。

定期購買は「使用料」といった観点でみた場合、他二つと比べると特徴はないかもしれません。

 

費用面だけでアプリを決めてOK?

さて月額費、手数料といった観点で3つのアプリを比べてみました。

この費用面だけで使用するアプリを決めてOKでしょうか?

この問いに対する答えはもちろんNo。

これらのアプリはショップを運営していく上で必要な機能を備えていて、それぞれ特徴があります。

この記事ではそのあたりも勿論ご紹介いたします。

自分のショップにぴったりなのはどれなのか?そんなことを考えながら続きを読んでいただければと思います。

 

日本製サブスクアプリの割引機能を比較

さて、唐突ですが昨今のサブスクに必須の機能とはなんでしょうか?

一つの答えが割引機能ではないでしょうか。

初回で割引だったり、定期便でお得に買える設計をするのは昨今ではスタンダードになっていると思います。

今回ご紹介する3つのアプリには、サブスクリプションを設定する際に割引にする機能がついています。

3つとのパーセンテージ、金額で変更ができるのでこの辺りの機能に差はありません。そしていずれも、操作もとてもシンプルで使いやすい。

ではどんなところに差があるのか?

ここではこの辺りをご紹介していきます。

 

Mikawayaと定期購買は柔軟に変更可

Mikwayaと定期購買の割引機能の特徴は、回数によっての割引率変更が可能なこと。

指定した購入回数で割引率を切り替えることができ、柔軟な割引率設定が可能になっています。

 

こんな話をすると

柔軟な割引設定って例えばどんなもの?

と思われましたか?

例えば有料会員に向けた割引施策。任意の回数購入してくださった方にさらに割引を設定することもできます。

また月額、年額といった単位での割引のプランの作成も可能です。

 

 

Nocodeの割引率は変更不可(※9/22現在 2段階割引に対応完了)

Nocodeは他の二つに比べて、割引での機能は少ないです。

サブスク商品に対して割引は設定できますが割引率は固定。

今の単品リピート通販などに多く見られる、初回での高い割引率等が設定できないのは難点ではないでしょうか。

設定は下記画像の⑥の項目より設定ができます。

 

 

 

レポート機能

定期購入でどんな風に売り上げが上がってるのか?

これを確認できる機能があれば当然PDCAは回しやすくなります。

そんな解析機能が付いているのはMikawaya、定期購買の二つです。

 

Mikawayaの解析画面

 

定期購買のレポート機能

確かにMikawayaや定期購買はNocode  Subscriptionよりも費用はかかります。

ですが、こちらが備わっていればデイリーの作業が短縮でき作業工数が減らせる。

総合的な視点で見れば経費を減らせるアプリに仕上がっているのではないでしょうか。

 

顧客管理ページで変更可能な項目

定期購入をしてくださっているお客様から次回の発送時期の変更を依頼される。

解約を依頼してきたお客様に別の商品を紹介してサブスクの解約防止をする。

定期購入ではこういった変更作業ができるととても便利ですし、売り上げに直結します。

ではそれぞれのアプリの管理画面で何を変更できるのか?

まとめたものが下記の表です。

 Mikawaya定期購買Nocode
プランlightStandardStandardFreeStandard
商品変更××
数量変更
金額変更××
送料変更××
間隔変更××
注文日変更
住所変更
解約

顧客管理ページで変更できる項目が最も多いのはMikawayaです。

柔軟にお客様の要望に答えるられるよう設計してあります。

そしてこの辺りの変更方法もシンプルになっていますのでストレスなくご利用いただけると思います。

※この辺りの操作方法は下記の記事に記載してあります。気になる方はぜひご一読ください。

マイページでの変更機能

「定期購入の設定を変更したい!」とお客様から連絡をいただくこともあると思います。

ものによってはお客様自身に変えていただいた方が工数の削減につながり、良い結果になることもあるでしょう。

今回ご紹介するアプリではshopifyのマイページにてお客様に設定していただく項目を設定することができます。

対応可能なものは下記の表の通りです。

 Mikawaya定期購買Nocode
プランlightStandardStandardFreeStandard
商品変更××
バリエーション変更××
数量変更
間隔変更××
注文日変更
住所変更
手動注文×(決済失敗時のみ)×(決済失敗時のみ)
解約

この辺りの設定はビジネスの規模によって変更すべきものだと感じます。

解約をお客様がwebでできるようにするのか。

それとも電話のみにして別の商品に繋げるのか。

あなたのショップに適切な設定を探っていただければと思います。

 

各アプリ特有の機能

ここまでは今回ご紹介する3つのアプリに共通の機能をご紹介してきました。

「共通の機能」なんて聞くと

じゃあそれぞれに独自の機能があるの?

と、思われるかもしれませんね。

答えはYes。

この項目ではそれぞれのアプリ独自の機能をご紹介していきます。

 

ボックス機能(Mikawaya、定期購買)

一つの商品ではなく、複数の商品を選んでもらっての販売をボックスだったりバンドルといいます。

Mikawayaと定期購買はアプリ内にバンドルの機能を備えており、ボックス販売の形式でのサブスクリプション運用が可能です。

ボックス販売のイメージ図

この辺りの話、掘り下げて書いていくと少し長くなってしまいます。

下記の記事に詳しく記載させていただきました。

少しでも興味がある方は合わせてチェックしていただけますようお願いいたします。

※Mikawayaのボックス機能等の詳細はこちら

 

ダイレクトリンク機能(Mikawaya、定期購買)

「Shopifyのショップではなく、独自のLPにサブスクの購入ボタンを設置したい。」

となった時、実はとても面倒な作業が必要になってきます。

これを例えば定期購買でやろうとすると必要な手順は下記になります。

  • javascriptをストアのテーマに手動で埋め込みが必要
  • 問い合わせて対応をしてもらう必要

この辺りが簡単にできるのはMikawayaです。

サブスクリプショングループの設定にある「チェックアウトリンクを取得」のボタンをクリック。これだけで外部に埋め込めるリンクが発行できます。※8/20〜、定期購買でも実装可能になりました。

 

Klaviyoと連携したCRM機能(Mikawaya、定期購買)

購入回数に応じて送るメールを分けれたらいいのに…

と、思ったことはないでしょうか。

もしそれを手動でやろうとしたらとても時間がかかる作業になってしまうと思います。

が、そのあたりの問題はMikawayaか定期購買を使えば解決できます。

ShopifyのメールアプリKlaviyoと連携ができ、回数別セグメントのメール配信ができます。

 

 

お客様の状況を軸にステップメールを構築。

そうすることでお客様の満足度をあげることができるのではないでしょうか。さらにMikawayaはECAIというLINE系CRMツールとも連携しており、LINEを活用したCRM施策も可能です。

ただアプリを導入して終わり、ではなくその後どうやって売上を上げていくのかのマーケティング施策にも強いのがMikawayaの特徴です。

 

会員ランク機能(定期購買)

定期購買は今回紹介する中で唯一会員ランク機能を備えています。

購入した金額に応じて割引率を設定できます。

もちろん設定方法もシンプル。

「頻繁に購入してくださっているお客様は特別扱いしたい!」

と考えている方には定期購買がおすすめです。

 

メール配信機能(Mikawaya、Nocode、定期購買)

「サブスクリプションが作成された時、自動返信のメールで伝えたいことがある。」

というケースもあるでしょう。

自動返信のメールを簡単に設定できる機能がどのアプリにも備わっています。

 

日本製サブスクリプションアプリの導入事例

ここまで日本製のサブスクアプリの話をしてきました。

おそらく

で、実際に導入するとどんな感じなの?

と思われる方も多いかと思います。

そんな声にお答えすべく、何件か導入実績をご紹介させていただきます。

 

導入事例①:ソーダファクトリー様

SODA FACTORY様のショップはこちら。

ソーダファクトリー様は業務用の超強炭酸サーバーのレンタル事業を展開するショップです。

サブスクリプションの大きな特徴としては月額、2年額でのサービス提供。

Mikawayaの柔軟な割引システムを利用しての運用になっています。

※ソーダファクトリー様のMikawayaを使用しての感想はこちら。

 

導入事例②:ひとくち -HITOKUCHI-様

ひとくち -HITOKUCHI-様は”高級チョコレートを日常に”をコンセプトとしたチョコレート販売を行っているショップ。

実はひとくち -HITOKUCHI-様はクラウドファンディングのサービスMakuakeで、支援金額チョコレート歴代2位を出したことがあるショップさん。

そんな-HITOKUCHI-様が提供するサブスクリプションとはどんなものか?

気になる方はぜひこちらの記事を合わせてご確認ください。

 

導入事例③:LIFFT様

LIFFT様が運営するのはギフト商材でもあるお花を取り扱うショップ。

ギフト用のアレンジメント、定期便(サブスク)と幅広く展開されているそうです。

そんなLIFT様が実際にサブスクリプションを導入してみてどうだったか?

詳細はこちらの記事で語って頂いています。

ぜひ、ご一読いただければと思います。

 

日本製Shopifyサブスクアプリまとめ

最後に今回ご紹介したそれぞれのアプリの特徴を簡単にまとめます。

 

Mikawaya Subscription

今回ご紹介したMikawayaの特徴は以下のものです。

  • フリープラン、ライトプラン、ベーシックプランあり
  • 外部LPに使えるサブスクのチェックアウトリンクがワンタッチで発行可能
  • Klaviyoと連携して回数別セグメントのメール配信が可能
  • サブスク注文の設定変更できる箇所が一番多い(商品変更、お届け日指定など)

Mikawayaは集客に向きの機能も多数搭載しています。

ただサブスクを始めるのではなく、売り上げを伸ばすことを意識して定期購入を始めたい方にぴったりなアプリではないでしょうか。

※Mikawayaのことがさらに知りたい方は次の記事を参照してください。

※Shopifyでショップにログインしている状態であれば、Mikawayaをこちらから直接インストールできます。→https://apps.shopify.com/mikawaya?locale=ja

 

Nocode  Subscription

今回ご紹介したNocode  Subscriptionの特徴は以下のものです。

  • 有料プラン、無料プランともに手数料が無料。
  • 回数による割引率変更はできない
  • アプリ上で自動返信メールの変更が可能

Nocode Subscriptionの魅力はなんといっても安さです。

売り上げに対する手数料をとるのが定期通販のアプリではスタンダードです。

が、Nocode Subscriptionでは無料。

Freeのプランは販売上限数の関係で使用が難しいとは思いますが、Standardプランならどんな規模のショップにもマッチするのではないでしょうか。

※Nocode  Subscriptionのことがさらに知りたい方は次の記事を参照してください。

 

定期購買

今回ご紹介した定期購買の特徴は以下のもの。

  • 実際のショップで使うにはStandardプランへの加入が必要
  • 初回と2回目以降での割引金額変更が可能
  • 会員ランクの設定が可能

2回目以降の割引率変更や解析機能等、サブスクリプションに必須な機能を備えている印象を受けるアプリです。

会員ランク機能などもあり、違ったアプローチができるのではないでしょうか。

※Shopifyでショップにログインしている状態であれば、こちらから直接インストールできます。

 

海外製のサブスクアプリってどうなの?

今回の記事を読んでもしかしたら

サブスクのアプリって日本語のしかつかえないの?

と思われてしまったかもしれません。

もちろん答えはNoです。

例えば有名どころだと次のものがあります。

 

Bold Subscription(v2)

サブスクアプリを世界規模で見た時、最も有名なアプリの一つです。

操作のインターフェイスは英語になってしまいますが、もちろん日本向けのショップでも使えます。

このアプリについては他の記事で詳しく書いています。

合わせてこちらも一読していただけますと幸いです。

 

recharge

これもBoldと同じくらい人気があるアプリです。

こちらも海外のアプリですが問題なく使用でき、サブスクに必要な機能が備わっています。

このアプリが気になる方はこちらの記事を一読してみてください。

paywhirl

こちらは先に紹介した二つに比べて新しいアプリです。

歴史は浅いアプリですがもちろん十分に使用に耐えうるものです。

こちらの記事に詳細が書かれていますので、合わせて確認をしてみてください。

 

今回の内容は以上です。

日本製のShopify向けサブスクアプリ3つを比較してみました。

それぞれ特徴があり、用途によって使い分けるものではないかと思います。

あなたのショップにぴったりなものはありましたでしょうか?

この記事が少しでもあなたのお役に立てたのなら幸いです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。